~ 最大50%のパフォーマンス向上を実現、産業、流通、金融サービスなどのエッジ環境に最適な無停止型サーバー ~
※本リリースは、2021年6月29日(米国時間)に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
《米国ストラタステクノロジー ニュースリリース抄訳》
マサチューセッツ州メイナード - 2021年6月29日 - セキュアでシンプルな自律型エッジコンピューティング ソリューションのグローバルリーダーであるストラタステクノロジー (本社:米国マサチューセッツ州メイナード、社長兼最高経営責任者:David C. Laurello(デビッド・C・ロレーロ)、以下ストラタス)は本日、同社の無停止型エッジサーバー、Stratus ftServer®の次世代製品を発表しました。同モデルは前モデルに比べ最大50%のパフォーマンス向上を実現、産業現場やエッジのデータセンター環境に最適化したコンピューティングパワーと信頼性を持つ製品です。Stratus ftServerコンピューティング・プラットフォームは、高度なソフトウェア・アプリケーションの実行、大規模なI/Oの管理、およびリアルタイムデータの収集に必要な、分散型エッジ環境向けアーキテクチャーの構築を可能にします。VAR(付加価値再販業者)、システムインテグレーター、ソリューション構築ベンダー、そしてエンドユーザーなどいずれの職種においても、ソフトウェア定義の技術を採用したシステム展開を行う際に、エッジコンピューティングのパワーとパフォーマンスを最適化できる拡張機能を提供します。
エッジにおける複雑なソフトウェア展開の基盤となるStratus ftServer
Stratus ftServerは、業界に類を見ない無停止性、システム監視、そしてシンプルで保護された、自律型の運用により、ビジネス・クリティカルなソフトウェアとプロセスをダウンタイムなく実行します。ftServer の信頼性、仮想化、パフォーマンスを組み合わせることで、エッジに最適化されたアーキテクチャーを構築してインフラを近代化し、システム運用に新たな知見や可視性を提供することができます。
トランザクション・ベースおよびWEBベースのアプリケーションのパフォーマンス向上
石油・ガス、製造業、スマートインフラ、上下水道などの業界ではエッジオートメーションの導入が広がりつつありますが、Stratus ftServerのパフォーマンス向上により、作業現場により多くのソフトウェアシステムを導入することが可能になります。ftServerは、大量のI/O、ヒストリアンソフトウェア、ソフトPLCを管理する分散型制御システム(DCS)ソフトウェアの他、エッジで生成されたリアルタイムデータを統合オペレーションセンターやクラウドに送信し活用する、分析および資産パフォーマンス管理アプリケーションの実行に適しています。さらに、工場全体の運営に必要な一連のソフトウェアを単一のプラットフォームに集約できる、エッジ環境に最適化されたものです。
一方、産業現場以外の小売業や金融サービスなどの業種に対しても、トランザクション・ベースかウェブ・ベースかによらず、最新のftServer プラットフォームによりアプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。エッジにおいて、リモートでもローカルでも、大量の高速トランザクション処理を行うようなアプリケーションに最適な選択肢となります。
第11世代ftServerの新機能
第11世代のStratus ftServerの新機能とパフォーマンスは以下の通りです。これらは、エッジ環境での展開に、最大の柔軟性を提供します。
- 最新のオペレーティング・システムに対応-VMware vSphere 7.0、 Red Hat Enterprise Linux 8.4※、およびMicrosoft Windows Server 2019に対応。また、セキュリティの大幅な強化とサポートやパッチの提供を行います。
※ Red Hat Enterprise Linuxは今後対応予定。 - NVMe™ SSD-最大1.6TBのNVMe SSDに対応。これによりストレージの高速化が可能で、リアルタイム分析や機械学習などの高性能アプリケーションに最適です。
- インテル® スケーラブルプロセッサー- 2.2Ghz のクロック周波数と10~36個のCPUコアを備えたIntelの第2世代Xeonスケーラブル・プロセッサーに対応。AIやIoTのワークロードに対応します。
Stratus ftServer 製品ラインナップ
Stratus ftServerは、メモリーやディスクストレージの構成が異なる、3つのモデルが提供されています。
- Stratus ftServer 2910- 監視サーバーや小規模システム、IT管理者がいない支店などでのスタンドアロンアプリケーションの実行に最適です。最大 10,000 I/O と 2 台のリモートクライアントをサポートします。
- Stratus ftServer 4910- 拠点オフィス、遠隔地の工場、地域のデータセンターなど、常に拡大、成長を続けるアプリケーションに適しています。25,000~50,000 I/O、5台のリモートクライアントに対応します。
- Stratus ftServer 6910- 大規模な遠隔地の工場や企業のデータセンターにおけるデータ集約型またはトランザクション集約型のアプリケーションのための最高性能の構成です。最大100,000 I/Oと20台のリモートクライアントをサポートします。
特定のソフトウェア・ワークロードへの対応状況の詳細については、ストラタス・サイジング・カリキュレーター(下記)をご覧いただくか、[email protected] までお問い合わせください。
また、Stratus ftServerは、シュナイダーエレクトリック社製の保護筐体や無停電電源装置と統合された、事前検証済みのマイクロデータセンター・アーキテクチャとしても提供されています。これには、必要なソフトウェアがあらかじめ搭載されており、現場での設定時間を最大40%短縮することが可能です。シュナイダーエレクトリックのStratus ftServer搭載マイクロデータセンターの詳細については、以下のニュースページをご覧ください。
https://www.stratus.com/partners/schneider-electric-micro-data-centers/
※Stratus ftServer搭載マイクロデータセンターは日本では販売しておりません。
参考資料
- Stratus ftServer
- シュナイダーエレクトリック社のマイクロデータセンターにストラタスを導入ftServer
- ストラタス グローバル システム インテグレーター プログラム
- Stratus and AVEVA sizing calculator
- ストラタスとGEのサイジング・カリキュレーター
- ストラタスとロックウェルのサイジング計算機
■ストラタステクノロジー社について
最小限のリスクで予測可能なピークパフォーマンスを実現するために、業務のデジタルトランスフォーメーションが進められています。ストラタスは、そのようなトランスフォーメーションを行うビジネスリーダーのために、導入と保守が容易で、中断や脅威から保護された自律的なゼロタッチ エッジコンピューティング プラットフォームを提供し、ビジネスクリティカルなアプリケーションの継続的な可用性を保証します。ストラタスは40年間、信頼性が高く冗長化されたゼロタッチ コンピューティングを提供し続けています。Fortune500のグローバル企業や世界各国の幅広い業界、規模のお客様に対し、エッジ、クラウド、およびデータセンターで稼働するアプリケーションに安全に情報を送信し、データを実用的なインテリジェンスへと変化させ、稼働時間と効率を向上させる支援を継続的に行っています。 詳細については、www.stratus.comをご覧いただくか、Twitter@StratusAlwaysOnおよび LinkedIn@StratusTechnologiesでフォローしてください。