25年以上にわたって、VOSという名前は、信頼性が高く、継続的に利用可能で、使いやすいオペレーティングシステムを指してきました。 私たちは、VOSという名称を軽々に変更することを決定したわけではありません。新しい名称は、過去10年間に起こったもう一つの重要なトレンドを意識しています。 ソフトウェア業界では、主要なソフトウェア開発環境は2つに絞られるようになってきました。 ひとつはマイクロソフトの「Windows 」環境。もう1つは、UNIX /Linux / POSIX環境です。 偶然にも、VOSはMulticsにその系譜を遡ることができ、UNIXも同様です。 VOSとUNIXは十分に似ているので、VOSにPOSIX環境を追加するのはそれほど難しいことではありません。
POSIX標準は、国際的な専門家委員会が執筆し、維持しているため、「オープン」な標準です。クローズド」やプロプライエタリなシステムの場合のように、単一のベンダーが管理することはありません。
多くのコンピュータベンダーがPOSIX標準に準拠した実行環境を提供しているため、標準に準拠したソフトウェアを書くことで、多くの異なるシステム間での移植性を確保することができます。 同様に、従業員のスキルも移植可能です。
また、POSIX標準の採用により、ストラタスはVOS上で業界標準のソフトウェア製品を幅広く提供することが可能になりました。
リリース17.0からOpenVOSという名称を採用したのは、これらの新機能を強調し、VOS（現在はOpenVOS）のお客様がこれらの新機能をフルに活用できるようにするためです。
わかりやすくするために、リリース17.0以前のバージョンのVOSを、OpenVOS 17.0とほぼ同じくらいのオープンな技術を含んでいるにもかかわらず、「VOS」と呼ぶことにします。